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I Will Servive で涙が止まらない [レーザーセイリング]

令和6年3月10日(日)

朝、苦悩の中で目が覚める。全身の血の気が引きわなわなと震える。夜中に瞑想して気分よく眠られたはず。

和歌山SCで自分の艇を探す。SCはいつもと違う。岬と島の間がコンクリート打ちの巨大バースになっている。そこには平置きディンギーが無数にある。レーザー探索諦めて、奈良医大ヨット部のJ24の元へ。しかしそのバース自体が無い。はるか桟橋の向こうの仮想の島のトンネルを抜ける。誰かが移動させたのだろうか。しかしそこには自分所有の仮想の30ftクルーザーが朽ちている。これは引き上げて修理が必要。しかし何か変だと引き返す。

元のディンギーバースにもどると、そこは高校生がごった返し、不思議なことに外国のビキニのお嬢さん達が闊歩。レーザーは艇庫の中かと、薄暗い3段重ねのラックを探す。しかし無い。ロッカーにセンターとラ―ダ―あるはず。しかしその木製のロッカーは朽ちている。自分は焦りまくる。もう時間が無い。そこで突然、ああ、以前こんな夢で目が覚めた・・で、目が覚めた。

体はガタガタ。全身が硬直。そこでセドナ。執着が原因とひらめく。1月最初から和歌山の自艇とJ24の様子を見に行くつもりで、寒さと体調で断念。いや、それを言い訳にして行かなかった。それがレーザーに対する自分の執念。和歌山SCの執念が折り重なり、今日が学生とスケジュール合わせで行かざるおえなくなり爆発した。

体調は悪い。出勤時の駅までの下り道は問題ないが、仕事が終わって高台の自宅に上がる道は、下肢の脱力と息苦しさで苦悶する。心臓が半分空回り。大動脈閉鎖不全で大動脈弁から左室に血液は逆流。その逆流ジェットのデュオと言う拍動が聞こえる。その静かになると聞こえる拍動は、メンタルを傷めつけ心臓神経症も発症。

何とかベッドから起き出して身支度をして朝食。家内には大丈夫を装うが、まだ全身が痛い。ノアまでアンちゃんと散歩して自宅まで上がる。不要な荷物を置いて和歌山SCへ出発。

京奈和を走りながらセドナ。何故執着したのか。それは深い。単純ではない。しがしやがてその姿が鮮明となり、そして手放せた。まさに「心身の神癒」が必要。自炊して読み上げソフトで作成したmp3ファイルを聴きながら1時間の運転で心は軽くなる。

何事もこれで良いと心底思えてきた。自分はブドウの枝。自分の不要な枝を刈られている。それは良い実を収穫するため。SCに到着して自艇と大学スナイプとJ24を見て回る。海洋丸も特に損傷無い。ホットして学生を待つ。学生だけで整備と掃除を指示し、海南寮で昼食してすぐ帰宅。

夕食前には心身ともにリラックス。焼酎1合お湯割りとスジ肉コンニャクとみそ汁。心と体に染み渡る。入浴後は気になっていたビリー・ジョエルの「素顔のままで」の楽譜探し。そこでI Will Servive の音楽動画を見る。

1970年代のグロリア・ゲイナーの曲。自然と涙が出だした。悲しい曲想であるがバイタリティーを感じる。何故だろうと、歌詞の和訳をネットで調べる。

最初は怖かったの、茫然自失ってやつね
あなたを失ったら生きていけないって思ってたから
でも夜毎考えてみたの、あなたのしてきたことを
うまくやる方法を覚えて、私は強くなったから

ドアを開けて出て行って
あっちへ行って、お呼びじゃないの
別れで傷つけてきたのはあなたの方よ
私がショックで死んでしまうかもって考えなかったの

心が粉々にならないように、物凄い力が必要だったわ
壊れたハートを治すのに一生懸命だったの
自分を憐れだけの夜が何度も続いた
泣いて泣いて、ようやく顔を上げることができたの
あなたにも分かるでしょ、新しい私が
もう私は、あなたに恋する小さな女の子ではないの

ダメ、ダメ、私は生き延びるわ
愛する力がある限り、私は生きていくの
生きること、愛することに人生を捧げてきたの
だから、私は生き延びてみせるわ

心が粉々my broken heart そしてI Will Serviveが心にしみる。恋する少女の心とは、自分にとってレーザーに執着する心。動かない体と病んだメンタルが爆発した日だった。執着を手放す。

さあ、再出発。何とかなる。確信する。たとえbroken heartでも。
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